8月18日(金) 台北

今日は下見を兼ねてFF41に行く予定だが、その前、午前中は観光に出かける。

7時半ころホテルを出て雙連(シュアンリエン)の朝市に行く。うーん、あまり見る物がないなぁ。
近くの店で鹹豆漿(シエントウジャン)を頼む。鹹豆漿はしょっぱい豆乳スープ。日本ではなかなか食べられないもの。鹹豆漿を頼んだあと、店の親父さんに『なんとかかんとかタンピン?』と聞かれたので、単品かセットかと聞かれたのかと思い、「タンピン」と答えたところ、鹹豆漿に加え蛋餅(タンビン)まで出てきてしまった。
蛋餅は小麦粉で作った生地で卵を巻いたクレープのような食べ物。これがお店の看板商品だったようで、蛋餅もいるか?と聞かれたのだった。

▲雙連の朝市
▲雙連の食堂
▲鹹豆漿
▲蛋餅

このあと近くを歩いているうちに隣駅の民権西路(ミンチュエンシールー)に着いてしまった。ここで悠遊卡のチャージ機に小銭を入れてチャージできることを発見。一度に20枚まで入れられる。これでなかなか使う機会のない小銭を一挙に減らすことができた。
MRTに乗って、中正紀念堂(ジョンジョンジーニエンタン)へ。9時過ぎに着いたあと、3階や1階の展示室を回っているうちに10時近くになったので、毎正時に行われる儀仗隊の交代式を見に行く。きっかり10分。

▲悠遊卡のチャージ機
▲中正紀念堂
蔣介石座像
▲中正紀念堂から自由広場を見下ろす

MRTに乗り、 大安森林公園(ターアンセンリンコウユエン)へ。特に何かがあるわけではないが、木陰のベンチで一休み。
11時半くらいになったので、FF41会場の花博爭艶館(フアボージョンイエングアン)のある圓山(ユエンシャン)に向かう。
花博爭艶館の入り口近くでFF41のカタログを200元で買って、館内に入る。
さすがに12時を過ぎていたので行列はできていなかったが、中に入るとコミケ以上の人口密度で見て回るのも大変。
価格付けは、ステッカー1枚200元で高いかなと思っていたが、そんなこともなく普通に同人誌1冊200元程度で売られていた。
回ってみると、コスプレイターが自分の写真集を売っているブースが多い。地下アイドルが物販しているような状態。
同人誌もイラスト集が多く、純然たる漫画同人誌は少ない印象。
一回りした後、いったん外に出て休憩。蒸し暑い上に館内の人口密度が高い。これはかなりしんどいなぁ。外では一般参加者と混じってコスプレイヤーもコスプレのままその辺で休憩している。

▲FF41の看板
▲FF41の一般参加者入り口

公園内の好丘(ハオチョウ)でマンゴーベーグルを買って食べる。
再入場してみて回る。荷物を増やすわけにはいかないので、今回は同人誌を買うのはこらえ、買ったのはサカバンバスピスの編みぐるみのみ。

▲台湾でも話題!? サカバンバスピス

ホテルに戻る途中、MRT台北車站(チュージャン)で降り、台北駅周辺をみて回る。昔はよくきていたエリア。以前泊まったCityInn ずいぶん値段が上がっている。新光三越の隣のビルはテナントがほとんど入っていずガラガラ。
台北地下街の店もシャッターが閉じたままのところが目立つ。

ホテルに戻って休憩。

17時半ころ、MRT劍潭(ジェンタン)駅で降り、士林夜市に向かう。まだ日があるのでさほど混んでない。
路地を散策し、雑多なものを売っている店で布バッグ購入。150元。
士林市場ビルの地下で蚵仔煎(オアチェン)(カキ入りオムレツ)を食べる。70元。メニューを見るとカキ入りオムレツ以外にエビ入りオムレツ、イカ入りオムレツなんかもある。今度試してみよう。

▲2022年にできたばかりの台北表演藝術中心
▲士林夜市。台北の数ある夜市の中でも最大規模の夜市
▲食べ物だけでなく、ピンボールや輪投げ、麻雀ビンゴなどの遊戯も楽しめる
▲蚵仔煎
▲蚵仔煎を食べた食堂のメニュー

そしてもう一軒、士林夜市に来たらはずせない、「雪花冰」(シュエフアビン)発祥の店・辛發亭(シンファーティン)で雪花冰を食べる。雪花冰とは氷自体に味がついていて、口に入れるとふわふわの食感が楽しめるかき氷。なお一般的には雪花冰という名称が使われることが多いが、辛發亭では雪片冰(シュエピエンビン)と呼ばれている。
店内に入りテーブルに座ると、店員の人がメニューとペンをもってきてくれた。どうやら、まず入店時に自分でメニューとペンを手に取り、テーブルで記入して、それをレジにもっていって金を先払いするというシステムになっていたようだ。

季節限定のマンゴーがなかったので、一推しらしいピーナッツを注文。ふわふわ食感が楽しい。量が多いので、無理して全部食べるのは控え、少し残して店を出る。

▲辛發亭
▲雪山蛻變(花生)雪片冰

すっかり暗くなって人手も増えてきている。また一周り。大雞排(ターチーパイ)はあいかわらず長い行列ができている。
帰りはまたMRT台北車站で降りて改札を出る。台北駅ビルに行こうと思っていたが辿り着けず、台北地下街に。ここも懐かしい。明日明後日と浴衣祭りをやるようで、各所に日本的なエリアがある。
一般的な店から徐々にオタク的な店が増えるのも変わっていない。
いちばん端に床屋を発見。二人ほど待っていたがチケット100元を買って待つ。20分ほどで順番が来てカット。
ちょうど休憩にもなってよかった。
駅に引き返すが、歩いている時間だけで12分かかった。

▲士林夜市。やはり夜になると人も増えてくる
▲台北地下街
▲メイド喫茶MaidenSchool
▲いちばん西の端まで来て床屋を発見

8月17日(木) 茨城→台北

7年ぶりの台湾。
今回の目的は台北で行われる同人誌即売会FF(Fancy Frontier)41への出店。
これが初の海外イベント参加。ようやく念願がかなった。感慨深い。
以前にも2度ほど申し込んだことはあったが、一度はまだ日本の代理店がない頃。台湾在住の日本人の方にFF事務局からの書類の転送を頼んだのだがそのタイミングで転居してしまったため書類が受け取れず参加できなかった。
もう一度は台湾に行く当日台湾に台風が上陸。そのまま居座ったため行くのを諦めた。
その後のコロナ禍では参加しようにもイベント自体開かれず、数年越しに参加できた。

エアチケットは参加が決まるずっと前、4月に早々と予約。茨城航空から出ているタイガーエア。これも一度乗ってみたかったが、コロナ禍でフライト自体消滅していた。今回ようやく乗ることができる。
また、たいていのLCCは機内持ち込み荷物の最大重量が7キロなのだが、タイガーエアは10キロというのもうれしい点だ。

今回はイベント参加なので当然のことながらいつもより荷物が多い。いつもは7キロ以内で楽々収まるのだが、今回はそれに加えてイベント出店用の商品(ステッカー)やPOP用のイーゼルやマグネットプレート、筆記用具、名刺などを持っていかなければならない。
通常、コミケなどに出店するときはこの荷物をキャリングケースに入れて運んでいるのだが、はたしてこれを機内持ち込みでもっていけるのか? 
今回はひさしく使っていなかったキャビンゼロの機内持ち込みギリギリサイズのリュックを使用。なんとか荷物を詰め込み7キロ強で収まったが、家を出る直前になってショルダーバッグやエコバッグなど他の荷物とあわせて計ってみると10キロをちょっと超えて10.5キロになってしまった。はたして大丈夫か?

飛行機は15時発の茨城空港発台北桃園空港行きIT219便。
東京駅から茨城空港まで行く11時50分発の直行バスに乗車。茨城空港まで1時間半。到着から飛行機搭乗まであまり余裕がないのではと思ったがそんなことはなかった。
なおこのバスは基本的に予約が必要。私も2日前に気づいて慌てて予約した。予約が埋まってなければ当日その場で乗れるようだが、万一乗れなかったら完全にアウトなので予約必須と言っていい。

▲茨城空港行きの直行バス

バスを降りるとすぐ、茨城空港の小ぢんまりとした建物が見える。空港の構内に入るとすぐにタイガーエアのチェックインカウンター。
10分ほど並んだところでチェックイン完了。
並んでいる時、機内持ち込み荷物は2つまでということで、係の方からショルダーバッグをエコバッグの中に入れるよう言われたが、チェックインカウンターでは特に重量を計られたりはなかった。よかった〜。
ここでハサミを持っていたことに気づき、保安検査の直前で廃棄。保安検査ではショルダーバッグの中にモンダミンが入っていることを指摘され、透明の密封袋に入れるよう言われる。ちゃんと仕事してるなあ。

▲空港に入るとすぐタイガーエアのチェックインカウンター
▲休憩コーナーや売店、デューティーフリーショップもある

▲ガルパンのパネルもあった

保安検査も待ち時間10分もかからず、出国審査は待ち時間ゼロ。
大きな空港だと延々歩きまわらなければならず、待ち時間も長いのだが、今回はそんなこともなく非常にスムーズ。この空港、すっかり気に入った。

▲専用の通路を歩き、タラップを使って搭乗

座席は2B。三人がけの真ん中席。まあ3時間半程度のフライトなので耐えられるが、やはり座席指定しないと変な席を割り当てられてしまうな。
途中で寒くなってウインドブレーカーを着用。

17時半頃桃園国際空港に到着。途中人通りも少なく、入国審査に至っては待ち時間ゼロどころか私以外人が見当たらず、本当にここでいいのか不安になってしまった。

▲桃園国際空港に到着。7年ぶりだ!

空港内の両替所で2万円を台湾元に両替。細かい金にしてくれと言ったら、1000元分は100元札にしてくれたがそれ以上はダメだった。
衝撃的だったのは、1元が約5円(換算レート 1円=0.20950元)になっていたこと。以前、私がよく台湾に来ていた頃は1元=3円だったので、1.7倍になっている。まあ換算だけは簡単になったが。

前日申し込んだ台湾観光局の台湾個人旅行応援キャンペーンの抽選場所を発見。
タブレットの操作でチャレンジするが、ハズレ。

▲5000元が当たる応援キャンペーン。結果は……はずれ。残念!

今回は事前にAmazonで買ったSIMカードをスマホに差し込んでいたが、なぜか接続できない。設定を変えようにも説明書にあった設定項目自体がスマホで表示できない。
仕方ないのでこのSIMを使うのはあきらめて、空港内にあるカウンターで購入。
中華電信 5日間300元。こちらは受付でSIMをセットしてくれて接続を確認してくれるので安心できる。

この時点で18時を過ぎていたので、何か軽く食事でもと探したところ、地下にフードコートがあった。パンとコーヒーを買って食べる。台湾の初食事だが台湾味がないなあ。

▲フードコートで買ったパン

空港から台北市内までの移動はMRT。
初めて桃園国際空港からMRT桃園機場線に乗る。7年前まではまだできてなかったんだよなぁ。やっと乗れる。
7年間使っていなかった悠遊卡(ヨウヨウカー)(SUICAのような電子カード)がちゃんと使えたのもうれしかった。調べたところ有効期限20年だった。

急行で台北駅まで36分だった。これは便利。
しかしMRT桃園機場線の台北駅からMRT板南線の台北駅までの乗り換えが遠い。10分以上歩き続けた。

板南線で台北駅から一駅の西門駅へ。すぐに今回宿泊するホテルGalaxy Mini Inn(銀河ホテル)に到着。エレベーターがなく、荷物を運ぶリフトのみ。5階505号室まで階段で行く(4階がなく3階の次が5階だったので、実質4階)。私が到着したときもカップルがチェックインしていたし、ラブホを兼ねたホテルと思われる。
今回は移動もなく4泊ずっとこのホテルで過ごす。とりあえずバス、シャワーは問題ないし、エアコンもテレビも作動するので問題なさそう。冷蔵庫がないのは残念。WiFiもスムーズに接続した。コンセントも複数あるので充電にも困らない。
何より、西門駅から歩いてほんの数分という立地のよさがポイント高い。
とはいえこれで一泊7000円というのはやはり高い。台北はホテル代が高いなぁ。今回は荷物も多いし、個室必須だったが、次回台北で泊まるとしたらドミトリーやカプセルホテルも考慮しなければ。

▲わかりづらいがこの路地の奥にホテルがある。シングルで泊まれるホテルで最安値のところ何件かからセレクト

ちょっと休んで、西門町を散策。変わらぬ賑わい。日本人にも馴染みの店も多い。
松屋、ファミリーマート、セブンイレブンなどの日本企業や貢茶(ゴンチャ)、coco都可など日本に進出している台湾の店なども目についた。

▲西門町MRT出口の交差点
▲そこかしこにアニメ、ゲームなどのキャラが見受けられる
▲何やら路上パフォーマンスが行われていた
▲今回は入らなかったがメイド喫茶も健在。高雄に本店のある月讀が台北に進出してきている

しばらく歩いていると、かつて「おたくビル」と言われていた萬年商業大楼を発見。中に入ると、上のほうのフロアはあいかわらずのオタクぶり。
地下1階には飲食店入っているのだが、こちらはどこも閉まっていた。時間はもう22時前。そりゃそうか。
雨が降ってきたのでホテルに戻る。

▲萬年商業大楼
▲オタク向けショップも健在だった

台湾から戻りました

昨日台湾から戻りました。
商品の販売・発送も再開しています。 台湾の同人誌即売会FF41への出店も無事に終えました。
次回以降、このブログで台湾訪問の日記を掲載していきます。

8月17日から21日まで不在です

台湾の同人誌即売会Fancy Frontier(FF)に出店するため、8月17日から21日まで台湾に行きます。
この間、Amazonでの販売は休止、その他minne、creemaなどは注文は受け付けますが、発送は22日以降になります。 FFでの出店は8月19日、戦車ステッカーの頒布を行います。

親指シフトに最適なキーボード

先日、Mistel Barroco MD600v3を購入。右手用と左手用が分かれたスプリットキーボード。以前から初代のMistel Barroco MD600を愛用していたのだが、この数か月はXbows/natureというキーボードに浮気をしていた。こちらはいわゆるエルゴノミクスタイプというやつでキーの並びがハの字型になっているのだが、実際に使ってみると思ったほど打ちやすくはない。とくに左手人差し指で打つtなどはどうしてもホームボジションから手が離れてしまう。

というわけで、MD600v3購入を機にMD600シリーズに復帰。とくにMD600シリーズがいいのは、親指シフト使いに最適なこと。今までもいろいろなキーボードで親指シフトを使ってきたが、間違いなくこれが一番。

Mistel barroco MD600v3

ブログ再開します

ひさしくブログを書いていなかったが再開することにしよう。
仕事のこと以外に、最近はまっていることなども書いていくつもり。
というわけで、早速最近はまっていること。
それは台湾スイーツの食べ歩き。

きっかけは、ネットで吉祥寺に鮮芋仙という台湾スイーツの店がオープンしたという記事をみかけたこと。早速入ってみて、何度も通ったのだが、調べてみると吉祥寺だけでも台湾スイーツを食べられる店が他にも何軒もある。
このところ台湾に行けていないので、せめて食べ物だけでも台湾気分を味わおうというのもあり、せっせと台湾スイーツの店に足を運んでいる。

きっかけとなった鮮芋仙(シェンユイシェン) MeetFresh は、もともとは台湾で創業、アジアを中心に世界で500店舗を超える台湾スイーツショップ。吉祥寺の店は2017年8月にオープン。赤羽本店、赤羽BIVIO店に続き日本3号店になる。
芋園、仙草、豆花が売りなのだが、私的にいちばんそそられるのはなんといっても豆花。台湾に行ったら欠かせず食べるぐらい好みなのだが、これまで日本ではなかなか食べる機会がなかったので、これが気軽に食べられるのはうれしいかぎり。

さらにKirarinaのB1 には台湾茶カフェ彩茶房があり、吉祥寺駅南口のドンキホーテの裏にはキキチャトウキョウという台湾茶カフェがあり、吉祥寺に行くたびにどれかに入っている今日このごろ。それぞれの店についてはまた詳しく記事にする予定。