昨日は「紙製ブックカバー 『鳥獣戯画』3」を出品。「鳥獣戯画」甲巻から印象的な場面5つを選んでブックカバーにしたもの。「鳥獣戯画」は絵巻物で甲乙丙丁の4巻あり、甲巻だけで10メートル、全巻あわせれば40メートルくらいになるそうだ。しかも実は描かれてから長い年月が経つ間に欠落した部分があり、それを足せばもっと長くなる。順番にいつのまにか入れ替わっている部分があったりする。いちばんの謎は、うさぎとカエルが相撲をとったり、うさぎと猿が水遊びをしたりとそれぞれの場面で描かれていることはわかるが、全体として何をあらわしているのかわからないこと。
しかし、とくに甲巻の擬人化した動物の絵が抜群にうまいということだけはいえる。動物としての原型を保ったまま擬人化して、ポーズも不自然に見えない。
紙製ブックカバー 「鳥獣戯画」3
紙製ブックカバー+しおり 「鳥獣戯画」3